のんびり日記

2004.02.27から始めたはてなダイアリーからのお引越し。猫のこととか日常のこととか。

初めての自宅輸液、そして2回目。

水曜日からいよいよ初めての自宅輸液。
出来るかな…と弱気になりつつ帰宅。


輸液もレンジで温めて点滴のセッティングをしていざ皮下点滴。


脱脂綿で消毒したところまでは普通だったんだけど、針を刺した瞬間驚いたのか痛かったのかで脱走。
少し刺せたのに針が抜けてしまった…(泣)。


それからなだめすかしたり身体中撫でまわしたりとご機嫌をとるけど、なかなか針を刺すことができない。
「ダメかな…」「いや、やらなきゃ…」と心が折れそうになること約2時間。
奇跡的に刺すことが出来、針が抜けないように…と嫌がっても抱っこ。
手足をバタバタさせるけどひたすら抱っこ。
先生から「針を抜くときは脱脂綿で押さえながらそっと抜きましょう」とか言われたけど抱っこに必死で
両手がふさがっていて針を押さえる手がなかったので普通に抜いたという。
刺していたところが結構濡れていたけど、あれってきっと輸液が漏れたんだよね…。
全部漏れたわけじゃないと思いたい。


…という点滴初日。ダメダメだった。
ひとりでの自宅輸液がこんなに難しいなんて。


ブログとか動画見るとどの子もびっくりするくらいおとなしくて羨ましい。
が、うちは結構動くから全然参考にならない。


狭い所がいいのかと病院の時のように鞄に入れてみたけどすぐに出てきちゃってダメ。
フリースを改造して作った点滴服が凄くいい!というブログを真似してみたけど
却って嫌がっちゃって激しく動いちゃうからダメ。


もうどうしたらいいの(泣)…と思っていたところで見たブログ。

>キャリーにいれたり、カゴにいれたり、ネットにいれたり
お洋服を作ってみたり・・・いろんなやり方を試してみたけれど
どれもバロンの警戒度を上げるばかりで、結局、このお膝で抱っこポジションで
落ち着きました。

まさしくうちの子もこれじゃない?
抱っこ、良いんじゃない?
…ということで考えた輸液の方法は「抱っこ」。


自宅輸液2回目。
輸液の準備を終え、みるくを膝に。
身体の向きは顔が左、お尻が右。
左の腕を顔側に回して腕枕のような状態で抱っこし
(これで逃げ出そうとしても左腕がストッパーになって逃げられない) 、
回した左手で背中の皮膚をつまみ上げ、つまみ上げた皮膚に右手で針を刺す。
そしてひたすらチュウをしつつムツゴロウさんばりに顔を擦り付けて『かわいいねー』『良い子だねー』を連発。
第三者が見たら相当キモいと思うけど両手の手先はみるくを押さえていて使えないのでしょうがないw。


初めこそ針にビックリしたみるくがビクッと身体を動かし、
それにビックリした自分が針をうっかり抜いてしまうというミスをしたけど
心を鬼にして再び針を刺し、2度目はなんとか成功。
まだ心に余裕がないので優しく針を刺してあげることはできなかったけど、
針を抜くときは脱脂綿で押さえて優しく抜いたつもりだし、初日よりは上手く出来たはず。
初日は輸液中に鳴いて嫌がってバタバタしてたみるくもムツゴロウさん作戦のせいか随分大人しかったような。


針を抜いた後、大好きな小顔ローラーで暫くコロコロ。心ゆくまでコロコロ。お疲れ様のコロコロ。
喉をゴロゴロ鳴らして気持ちよさそうにしていたので、とりあえず良かった。


全部終わったー!と思ったら、腰が抜けそうになったというか、全身に震えがきたというか。
本当に怖かった。
また針が抜けて何度も針を刺さなくちゃいけなくなったらどうしようと思ってたからかな。


でもみるくの身体の負担を減らすためにも「全然平気!」と言えるくらい慣れないとダメだよね。
頑張ろう。