のんびり日記

2004.02.27から始めたはてなダイアリーからのお引越し。猫のこととか日常のこととか。

輸液について


↑輸液中のみるく


最近カウンターの検索ワードをチェックしていたら
「猫 輸液 針刺さらない」
とか
「刺し方 点滴針」
とか検索されている方が沢山いるみたいで。
みなさん結構苦労なさっているんだなぁ…と。
わかる、わかるよ!!!
…ということで、我が家の輸液の仕方をちょっと書いておきます。


ちなみにうちのみるくですが、前提として
・まあまあ甘えんぼう
・抱っこはそんなに嫌がらない
・撫でられるの結構好き
・「シャー!」は言うけど攻撃はしない
・噛んだり爪を立てることはしない
・鰹節大好き
という感じの7歳女子です。


■自宅輸液初期
2015.9月に腎不全発症し、2015.12月から自宅輸液開始*1
ひとり暮らしの為、ひとりで輸液をしなくてはならず、とても不安。
初めての輸液は2時間以上かけなんとか終了(宥めすかすのに2時間以上かかった)。
針を刺すなんてことをしたこともなかったので恐怖で手も震えます。


洋服もキャリーもネットも無理っぽかったので、我が家は抱っこで。
頭は左、お尻は右で抱きかかえるスタイル。
左から手を廻してみるくの身体を脇と首でホールドして手で皮膚を摘み、右手で針を刺す。


病院で練習した時にうまくいっていたのはなんだったのか。
折角針を刺しても輸液が落ちず、針を刺し直すこと数回。
酷い時は7本刺したことも。


動画サイトやブログなどを参考にしようとしていたけど、どの猫ちゃんもおとなしくて良い子ばかり。
針を刺すときにじっとしてくれるなんてなんて良い子なの!と思ったけど、我が家には参考にならず(涙)。
まるで「ハトヤホテルのCM」のピチピチ跳ねる魚のように動き、なかなか針を刺させてくれません。


どうしても無理な時には病院で輸液してもらうこともありました。


■自宅輸液中期(イヤイヤ期)
相変わらず1発OKで出来ない輸液。
何がダメなのか分からずネットを徘徊する日々。


すると…
・針を刺す角度は45度
・大丈夫、絶対失敗しないと自分に言い聞かせる
・皮膚はたゆませる
・肩甲骨周りは避ける
・猫の皮膚は厚いからしっかり奥まで刺さないと輸液が入らない
ということに気が付く。


針は水平に刺しすぎていたようで、針が皮膚を通過して皮下に入っていないため輸液が落ちない。→ 45度よりも浅く刺さないように気を付けた。
よく肩甲骨の辺りが良いってブログとかに書いてあるけど、うちの子は結構なポッチャリのせいか針が奥まで入らないことが判明。→ 肩甲骨よりも5cm〜10cmくらいお尻寄りのところに45度を意識して刺すことにした(写真参照)。
イヤイヤが過ぎて前足と後ろ足を使い全力で拒否され、余裕で摘めるはずの皮膚が伸びきっていて全然摘めない。→ 冬用の掛布団(フカフカしたもの)の上に寝かせ、リラックスして皮膚が摘める状態で輸液を行った。
輸液中は出来るだけ歯ブラシや小顔ローラーなどで顔周りをマッサージ。
始まる前と終わった後に大好きな鰹節(減塩)のご褒美。


これでだいぶ失敗は減ってきたものの、1発OKは難しい。


■自宅輸液後期(現在)
刺したところが筋肉?に当たってしまい、輸液が落ちずにやり直すことはあるけど、やり直しても2回で終了。
ほぼ1発OK。
うっかり血管を刺してしまい血がにじむことはあるけどキニシナイ。
刺すときに痛いときがあるらしくて「シャー!!!」と言われることがあるけどキニシナイ。
動揺することも手が震えることもなく、5分くらいで終了。


針を刺した瞬間は痛いこともあるようだけど、輸液中のマッサージの時にはゴロゴロ喉を鳴らしてくれています。
慣れずに何度も失敗していた時には輸液の時に呼んでも来てくれなかったけど、
今は「鰹節あるよー」と呼ぶと傍まで来てくれるほどになりました。


という感じです。
皆様の参考になれば嬉しいです。


今イヤイヤ期だとかで上手く出来ない方もいるかもしれませんが、大丈夫です!!!絶対にうまく出来るようになります!!!。
私も初めのころは半泣きでやってました。
大切な猫ちゃんのため、頑張りましょう!。

*1:2015.12.17付日記参照